海上GPS利用推進機構では、精密単独測位(MADOCA)、ネットワーク型RTK測位(VRS)の補正情報配信サービスを開始します。GPS機構では、これまで港湾工事等を対象に、高精度で安定性に優れるリアルタイムキネマティック測位(RTK-GPS、RTK-GNSS)サービスを提供してきましたが、新サービスの追加により、衛星測位サービスの総合展開を図ります。
精密単独測位(MADOCA)
- MADOCAは宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めた高精度測位補強技術
- グローバル基準局(世界約80点)の観測データから、測位衛星の軌道誤差、時計誤差を推定し、補正情報としてインターネットで配信
- 世界規模での広域利用が可能
- 自動車の自動運転、船舶の自動操船、洋上風力発電建設、沿岸漁場整備、遠隔離島などの海洋土木での活用が期待される
(MADOCA:Multi-GNSS Advanced Demonstration tool for Orbit and Clock Analysis)
ネットワーク型RTK測位(VRS)
- 国土地理院の電子基準点を利用して仮想基準点を設定し、携帯電話網により補正情報を送信
- 電子基準点網の外側では測位精度が低下する場合があるが、機器等が簡素で、基準局の設置が困難な場合、湖沼など内陸における工事、施設管理などで活用が期待される
(VRS:Virtual Reference Station)
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